新しく作ったホームページの多くは、アクセスを増やすのに苦労しますね。
多くの人に見てもらうため宣伝したい。
そんな貴方のために、ホームページ制作のプロがアクセスアップに役立つ無料で使えるツールをご紹介いたします。
無料ツールでアクセスアップする前に
- すべてのツールを使う必要はありません。
- 2、3個見てすぐ始めるのではなく、一通り目を通し、どれを使うか検討しましょう。
- 日々ツールは改良されたり、新しいツールが登場します。
新機能や新ツールをテストする習慣を身につけましょう。 - どのツールが向いているか、どの機能が効果的かを知るには、使ってみるのが一番です。
ホームページによってどれを使うべきかは異なるので、自分でテストするようにしましょう。 - ツールの機能・動作を理解するようにしましょう。
アクセスが増えたとき、ツールが効果を発揮しているのか、単なる偶然かを切り分ける事が肝心です。 - アクセスに関する情報が無ければ、適切な判断は出来ません。
まず最初に、サイトにGoogleアナリティクスを設定しましょう。
ところで、無料のツールにも一つ課題があります。
実際に使ってみれば判りますが、無料のツールを使うからと言って、コストがゼロと言う訳ではありません。
「無料=簡単」というイメージがありますが、ツールの使い方の習得やツールの運用方法が難しかったり、簡単だけどやる事が多くて手間がかかったりなど、時間を要する事が多く、使いこなせない事も珍しくありません。
さらに、規模を拡大しようとすると、手間はどんどん増えていくため、実現はさらに難しくなります。
ですが、これらのツールを使うためにお金を支払う必要はありません。
向いていると思ったら、気軽にテストして効果的なツールを選抜しましょう。
適切なツールに絞ってうまく使いこなすことで、高い効果をあげている人も多くいます。
これから紹介するツールは無料なだけでなく、利用するのに資格や免許は要りません。
「使えるか」という意味では、誰でも使えます。
ですが、各々得手不得手や利用者にとっての向き不向きもあるので、自分でテストし、どれを「使うべきか」を確認するようにしましょう。
最初は一つか二つだけ使い、慣れてから増やすのも良いでしょう。
YouTube
オンラインで展開されるビジネスでは、動画は必須要素と言っても良いでしょう。
そして、集客効果が高いツールである事も、よく知られています。
チャンネルを作り、動画を撮影し、編集の後アップする。
誰でも出来ますし、初心者のうちは編集をスキップしても大丈夫。
機材も手元にあるスマホで十分。
高級カメラや、スタジオっぽい丸い照明なんかは、最初のうちは要りません。
効果を確認し、慣れて軌道に乗ってから導入しましょう。
PCの画面を使って説明する場合は、画面を録画できるツールを使うと良いでしょう。
メールマガジン
古くからあるツールで、今でも効果があるツールです。
顧客管理のためにメールアドレスのリストを作ることがあります。
このリストは、アクセスアップにも活用できます。
この貴重な資源をうまく活用する事は重要です。
メールマガジンの送信には相手の承諾が必要となりハードルがあるのですが、これは利点でもあります。
受け取ってくれる人は、貴方(貴方の商品やビジネス)に興味がある見込み客やリピーターです。
こちらからアプローチできる数少ないツールですし、メールのやり取りで直接対話も可能です。
Q&Aサイト
ネットには一般の人々が質問し、それに同じく一般の人々が回答を寄せるQ&Aのサイトがいくつかあります。
そういったサイトを見ると、人々には多種多様な疑問がある事が判ります。
中には、貴方が良い回答を出せる質問もあるかも知れません。
貴方自身の知識・経験が回答を導く事もあるでしょう。
詳細な解説として、貴方が日々運営しているブログに誘導する事も出来るでしょう。
ただし、直接貴方のビジネスや商品を宣伝しないようにしましょう。
こういった場所での宣伝は、多くの人から不信感や反感を持たれる行為ですので、マーケテイング的にもマイナスになります。
純粋に質問者や、その質問に興味を持つ人たちの役に立つ回答を心掛けましょう。
フェイスブック
FacebookはSNSの代表として知らない人がいない、非常に普及しているものです。
商業的な利用も普通に出来るプラットフォームですので、アクセスアップには大いに役立つでしょう。
注意する点があるとすれば、利用者の属性でしょうか。
海外ではナンバーワンソーシャルネットワークとして、あらゆる人々に利用されているという解説がなされるFacebookですが、日本国内では事情が少し異なります。
Facebookについてはこんな傾向があるとする意見も見受けられます。
・就職活動でしか使わない若者層
・仕事や社内交流専用で使い、プライベートでは別のSNSを使う若手社員
・公私ともにどっぷりはまる中高年
実際には貴方の提供する話題次第で、こういった「傾向」を覆す事も出来るでしょう。
貴方のサイトに興味を持つ人々と属性が合うかどうかを見極めて、力を入れるか、とりあえずやってます程度に済ますかを判断しましょう。
検索エンジン
検索と言えばGoogleですね。
Yahooも利用者は多いのですが、検索機能はGoogleが提供しています。
そして、このGoogleは検索している人の現在位置を加味して結果を出します。
貴方が、ラーメン屋を検索すれば、遠くの有名店ではなく、近所のラーメン屋が上位に現れるのです。
実店舗でビジネスをしているなら、この機能を利用しない手はありません。
この機能の活用以外にも、検索エンジンからの流入を増やすヒントがあります。
ここでは5つのヒントを紹介しましょう。
定期的なコンテンツの追加
追加が目的なのではありません。
何でもいいから新しい記事をどんどん追加ではなく、時間をかけても高度で他所には無いオリジナルコンテンツとする事が大切です。
それはSNSでも注目を集め、アクセスアップに資する事でしょう。
質の良いリンクを獲得
Googleはサイトがどこからリンクされているかを調べています。
優れたサイトからリンクを得られれば、貴方のサイトも素晴らしいサイトと評価されやすくなります。
一方、悪いサイトからのリンクは、貴方のサイトの評価を下げてしまいます。
人間関係と同じですね。
皆に好かれている人と友人になれば、貴方も好かれやすくなります。
反社会的な人と友人になれば、周りの人は貴方を避けるようになるでしょう。
評価が下がれば、検索エンジンで上位に表示されなくなります。
販売されている沢山の低品質なバックリンクを購入するというのは、10年以上昔の方法です。
今では通用しないばかりか、逆効果なのでやってはいけません。
SNSの活用
SNS自体アクセスアップに使えるツールですが、その効果は検索エンジン対策にもなります。
良いコンテンツを作ったら、アクセスが来るのを黙って待つのではなく、SNSで宣伝しましょう。
多くの共感が得られる投稿なら、その投稿を共有してくれる人も増えるため、良質リンクの獲得にもつながります。
サイトの高速化
検索エンジンは表示の遅いサイトの評価を低くします。
表示が遅く、見たいコンテンツがなかなか現れなければ、せっかくアクセスしてきた人も、気分を損ねて去ってしまいます。
Googleは滞在時間や直帰率までもチェックしていますので、表示が遅い場合、高速化は優先度の高い対策となるでしょう。
多様化
サイトを訪れる読者が求めるものは多彩ですが、同じ話題であっても必要とする「粒度(解像度)」は異なります。
ある人は広く浅い知識を求め、ある人は狭く深い知識を求めます。
ある人は個別的で詳細な情報を求め、ある人は俯瞰した傾向の解説を求めます。
初心者は簡単な解説を求め、難しい内容には付いていけません。
マニアは簡単な解説は「もう知っている」ため不要で、難しい内容にこそ魅力を感じます。
多くの読者を満足させるため、一つの話題でもいくつものコンテンツを用意して、誰もが「刺さる」コンテンツを見つけられるように心がけましょう。
ツイッター
ツイッターは非常にユーザーが多いSNSです。
5年前(2017年)の数字でも月間利用者は4,500万人にのぼり、その後のコロナ禍で最も利用頻度が増えたSNSと言われています。
この数字は利用者の属性や利用方法が偏っているフェイスブックを大きく超えており、メッセンジャーサービスとして有名なLINEを別にすれば、日本最大です。
拡散性が高く、マーケティングツールとしても極めて優秀です。
高い頻度で顧客や読者に伝える情報があるケースに向いており、直接対話も可能ですので、接客ツールとしての機能もあると言えます。
日々現れるトレンドが、貴方のサイトでも扱っている話題なら、大きなチャンスとなるでしょう。
注目を集める見出しや興味深いリード文と共に、サイトのurlをツイートする。
この方法は多くの方が実践している効果的な方法です。
なお、ここで言うurlは直接話題に繋がっているページです。
漫然とサイトのトップページurlを入れてはいけません。
インスタグラム
インスタグラムは若い女性に人気のSNSで、文字ではなく画像によってアピールするという特徴があります。「インスタ映え」という言葉も知られていますね。
こういった視覚的という特性をうまく生かすことで、優良顧客の獲得につなげる事も出来ます。
拡散性は低いと言われますが、その分、フォローしてくれたファンは商品購入にも繋がる「濃い」ユーザーになる事が期待されます。
ターゲットユーザーが若い女性なら、必須のツールと言えるでしょう。
最後に
ここに挙げた7つのツールは、いずれもうまく選択・活用する事で、大きな効果が望めます。
ですが、ネットの世界は常に進化し続けています。
明日にでも、今まで誰も知らない新しい有力ツールが登場するかも知れません。
昔からあったツールに新機能が追加されて大化けする事も考えられます。
常にアンテナを伸ばし、新しい情報に触れる機会を確保するようにしましょう。
私たちもその一助になるべく、日々努力を続けていきますので、ご期待ください。