ホームページの反応率をあげる11のアイデア

ホームページ制作者にとって、最大の関心事は、いかにしてホームページを通じて売上やお客様からの問い合わせを増やすかということです。

商品やサービスへの問い合わせが増えれば、それだけ売り上げにつながるからです。

私たちが行うマーケティングは科学ではないので、完全な再現性はありませんが、トレンドとともに成果を上げるために活用することのできる実証された方法は必ずあります。

ここでは、ホームページからの問い合わせを増やすためのアイデアを11個紹介します。

キャッチコピー(タグライン)を明確にする

ホームページのメインビジュアル(ヒーローイメージとも言う)の中央に、とても明確なメッセージがあるとお客様はそこに惹かれ、共感を覚えると、その商品やサービスを購入したくなるものです。

このキャッチコピーはオリジナルのコンセプトを示すものが良いでしょう。

ちなみにキャッチコピーと、同じような言葉にタグラインがありますが、違いは、キャッチコピーは、その時、売りたい商品によって変わるものなのに対して、タグラインは恒久的な変わらない価値を提供するものだということです。

厳密には、そのような違いがありますが、ここでは一般的な言葉である、キャッチコピーを使わせていただきました。

魅力的なメインビジュアルでお客様に注目をしてもらう

キャッチコピーだけで他と差別化するのは非常に難しいです。今の時代は、商品の差別化にデザインが重要な役目を果たします。

ですから、魅力あるメインビジュアルでお客様の心を掴みましょう。

欧米ではメインビジュアルのことをヒーローイメージと呼びます。言葉のとおりヒーロー的なイメージを配置することで、ホームページに惹き込まれ反応率が高まります。

ストーリーで読んでもらう

ユヴァル・ノア・ハラリが彼の著書で「人間は物語を創作し、そのなかの一定の役割を担うことに自分の生の意味を見出す動物である」と語っているように、人間は物語に共感し、加担したくなる生き物なのです。

人間は、物語が大好きです。ですからホームページであなたの物語を語ることで、共感をしてあなたにコンタクトを取りたくなります。

ですから物語を語って、ホームページに共感のスイッチを埋め込んでください。

レイアウトをモバイルに最適化する

今や、ホームページを見る端末は、パソコンよりもスマートフォンが主流になっています。特に20代~30代の若者に顕著です。それゆえに、Googleもファースト・モバイル・インデックス(MFI)を導入しているのです。ファースト・モバイル・インデックスにより、検索順位を決定する評価を、モバイルサイトを基準に行うことになりました。

すでに2021年3月に完全移行されました。

ですから、スマートフォンで見ていることを前提に、デザインやレイアウトを最適化することで、反応率は、おのずと、パソコンに最適化されたサイトより高くなります。

ボタンの視覚性を上げる

さきほどのスマートフォンでの見た目が重要という流れで、スマートフォンで見た場合、ボタンが小さいとなかなかタップしてもらえません。
タップしようとしても、なかなかスマートフォンがタップを認識してくれない場合もあります。
ですからボタンを大きくして、ユーザーがタップしやすくする工夫が必要です。

画像とコピーをバランスよく配置する

最近ではGoogleは、良いホームページかどうかをAIで判定しているのですが、そこには画像認識の機能も含まれているそうです。GoogleのAIは、何の画像かどうかまで、かなりの確率で理解しています。

これはなぜかというとGoogleは人間が見て、質の高いホームページを判断しようとしているということです。

逆を言えば、文字だらけのホームページは、退屈で読むのが億劫になって、離脱されてしまうのです。

ですから、画像とテキストをバランス良く配置して、お客様を飽きさせないことが大切です。

そのためには、あえて画像とテキストの位置を崩すブロークングリッドレイアウトの採用も検討の一つでしょう。

「お客様を退屈させない」それがキーワードです。

矢印や三角で目線を誘導する

矢印や、下向きの三角で、お客様の目線を誘導するのはとても重要です。最近のウェブデザインは、セクションという概念で、エリアを分けるのですが、色や罫線で区切られていると、そこで目線がストップしてしまい、断絶感を感じてしまうことがあります。

矢印や三角があるとうまく、誘導されて次のパーツに注目が移るのです。

また矢印の下にあるボタンはつい押したくなってしまうものです。

ホームページ制作で誘導用に使う矢印

CTA(Call to Action)を設置する

マーケティング用語で、CTAと呼ばれますが、Call to Actionの3語の頭文字を取ったもので、日本語では、「行動喚起」の意味だそうです。

マーケティング用語になっているくらい、効果があることが実証されているものです。

少し分かりづらいので、具体的に説明をすると、ページの下の方に、「お問い合わせはこちらから」という感じの見出しがあり、下にマイクロコピーとよばれる、行動を促す文章があり、その下に大きめの目立つボタンを配するひとまとまりのブロックのことを指しています。

ある意味ではホームページの反応をあげる最高のパーツかも知れません。ホームページにCTAのセクションが無い方は、ぜひつけてみてください。

お客様の障害となるものを取り除く

これはリスク・リバーサルと言いますが、お客様が抱く不安や、リスクをあらかじめ理解して、それらを回避できる方法をこちらで提案することで、お客様が行動を起こしやすくなります。

返金保証や、無料サポートなどをつけることが代表的な方法です。

私たちのホームページでは、売り込みはしませんというメッセージを載せています。

実績をあげた大きな企業のタイトルを並べる

これは、いろいろなホームページで目にしたことがあると思います。誰もが知っている大企業のロゴなどが、取引先や、実績として載っていると、それだけで安心感が大幅にアップします。
こんな大きな企業と取引しているところだから、任せても安心だろうという印象を持ってもらえます。
これは反応率をあげる方法としては結構強力です。

お客様の声を紹介する

実績の紹介と同様、お客様の声を紹介するのも、反応率を高める上で有効な手法の一つです。しかしながら、この手法はやらせの場合もあるため、良い評価ばかりのお客様の声は、SEO的にマイナス効果になる場合もあるようです。ですからマイナス評価がある場合は、それも載せるくらいの意識でやっていくと良いと思います。
お客様の声は、同じ悩みや疑問を持つ方の問題解決に役立つことが考えられますので、インタビューなどで、うまく拾い上げられれば、共感した方が問い合わせをしてくれるようになるでしょう。

以上、11個の反応率を高めるアイデアを載せました。

ホームページの反応率を高めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。